めぐみ先生のピアノブログ

ピアノをライフワークにしたい方に向けたブログ。

【習い事】ピアノを習うときに知っておくと良いこと

ピアノを習い始めるときは
目指すレベルをある程度決めておくことが大切です。

また、習い始めるのは幼少期(幼児〜小学校低学年くらいまで)が1番多いかと思いますが、目指すレベルによってご家庭での協力には差があります。


今回は目指すレベルを3つに分けて
指導の仕方をそれぞれ解説したいと思います。

     f:id:slowfruits:20210119233606j:plain

レベル①楽譜は読めるようにしてあげたい
・幼少期の専門的な指導は控え、テキスト1冊、ノート1冊でレッスンを進めていきます。
・基本的にレッスンに来たときに、ピアノを弾いたりノートをすることが中心になり、小学校4〜5年生くらいまで続ければ、初級程度の楽譜は読めるようになります。


レベル②教養の一つとして、大人になってもある程度ピアノを弾ける状態にしてあげたい
・ご家庭でのピアノの練習、ノートの宿題を小学校低学年くらいまでの間は付き添いながら行っていただく必要があります。(練習時間の目安は1日20分〜)
・テキストは2〜3冊並行して、基礎練習と曲集を使ってレッスンを進めていきます。
・発表会への参加を推めます。


レベル③将来、音楽の道への進学も選択肢に入れて習わせたい
・この場合、どの時期にどの楽曲を演奏しなければならないというカリキュラムがある程度あります。
・主に、幼少期からの準備で能力に差が出てくるのは、基礎力、ソルフェージュ能力、良い音楽に接する機会の3つです。
・ご家庭で必要なご協力いただくことは、楽器の準備や練習環境(グランドピアノや防音室)、家での練習時間の確保(基礎練習や反復練習、ソルフェージュの習慣化)、レッスン、コンクール、その他本番にかかる送迎や費用となります。


まとめ

ピアノを習い始めるときは、ご家庭からのある程度の目指すレベルの意思表示があると、方向性の違いによって先生と揉めるということも起こりにくくなります。

レベル②レベル③になると、幼少期はほぼ親御さんの協力でレッスンを進めていくことになりますが、将来音楽の道に進むことがなくても一定期間目標を持って取り組めば、その後の人生に大いに活かせます。

以上、ピアノを習う際は是非ご一考していただきたいと思います。