めぐみ先生のピアノブログ

ピアノをライフワークにしたい方に向けたブログ。

【練習】ピアノの練習はサボると下手になる?

毎日練習しないと指が思うように動かなくなったり、下手になると聞いたことはありませんか?

 

レッスンに来る直前にまとめて2時間練習するよりも、少しの時間でも毎日弾いたほうがいい

そんな風にピアノの先生に言われたこともあるかもしれません。 

 

分かっているけど、毎日学校の宿題や、日々のことに追われて練習できない。

明日は練習しよう、、が続いて気づいたらレッスン当日になっていた。

 

よほどきちんとピアノの練習が習慣になっているか、ピアノを弾くことが好きで好きでたまらない、3度の飯よりピアノ、、みたいな人でない限り、上記は誰もが経験のあることだと思います。

 

ピアノは毎日弾かないと下手になる、の根拠とは? 

 

 

そんな疑問に対するオススメの本はこちら↓

ピアニストの脳を科学する: 超絶技巧のメカニズム

ピアニストの脳を科学する: 超絶技巧のメカニズム

  • 作者:古屋 晋一
  • 発売日: 2012/01/23
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

ピアノを弾くことによって脳や身体がどう変化するのかについて、様々な実験や調査を探究して書かれています。

 本を読んで分かったことは

ピアノを弾く人には、音に身体が反応したり、指の動きによって音が想起される特殊な脳の回路

が存在することです。

分かりやすく日頃行っていることに置き換えてみると、これは「話す」ことと似ています。

人は、まず脳で言葉をイメージし、口で「話す」という行為をします。

ピアノを弾く人は、脳で音をイメージし、指を「動かす」行為をしています。

 

 

このピアノを弾く人の脳の回路は

最短で練習を始めて20分後に作られ始める

とこの本にはあります。

 

当然毎日の練習が20分以下、そもそも毎日練習していなければこの脳の回路は作られません。

毎日20分以上練習している人も、練習すればするほど、この脳の回路の働きは強くなっていき、言葉を話すようにピアノを弾く指を「動かす」能力が身についていきます。

 

 

まとめ

例えば寝ている時に電話がかかってきて、その電話に出たは良いものの、寝起きで声が出なかった…みたいな経験はありませんか?

一時話していないだけでこのような状態になってしまうのですから、ピアノも一時練習をサボると下手になってしまいます。

 

脳科学の視点から、ピアノの練習を毎日しなければ、ピアノを弾くための脳の回路が薄れ、失われてしまうというお話でした。

小さいお子さんは、20分弾き続けることは難しいと思いますが、いずれ20分弾き続けることを目指して、まずは毎日1曲1回弾こうなど決めて、練習を習慣化しておいてほしいと思います。